2023/03/21
更新
この空を飛べたら
このそらをとべたら
IF I COULD TAKE TO THE SKY
1978.03.10
作詞
作曲
編曲 (Ver.)
中島みゆき
中島みゆき
鈴木茂 (1)
瀬尾一三 (2)
□ MUSICIANS
● 『おかえりなさい 』(※ 曲毎データなし)
E. Guitar
鈴木茂, 水谷公生
A. Guitar
笛吹利明, 末原康史, 常富喜雄, 安田裕美, 吉川忠英
A. Guitar & Vocal
中島みゆき
Steel Guitar
野口宗光
E. Bass
小原礼, 後藤次利 Band, 高橋茂宏, 武部茂明
Drums
岡山和美, 島村英二, 渡嘉敷祐一, 林立夫
Percussion
斉藤ノブ, 佐藤康和, ラリー寿永
Keyboards
佐藤準, 渋井博, 田代真紀子, 山田秀俊
Sax
Jake H. Conception
Trumpet
数原晋
Trombone
新井英治, 岡田澄雄, 平内保夫
Clarinet
鈴木正男
Strings
First Music
Marimba
金山功
Midget Accordion
風間文彦
Dulcimer
生明慶二
Chorus
戸塚修, 鳴海寛
□ MUSICIANS
● 『いまのきもち』
Drums
Vinnie Colaiuta
E. Bass
Neil Stubenhaus
A.Piano & Strings Pad
Jon Guilutin
E. Guitar
Michael Tompson
Keyboards
瀬尾一三
Programming
浦田恵司, 佐藤朋生
Conductor & Contractor
Suzie Katayarna
Violin
Sid Page (Concert Master), Mario De Leon, Armen Garabedian, Berj Garabedian, Laurence Greenfleld, Peter Kent, Robert Peterson, Michele Richards, Josefina Vergera. Shalini Vijayan Viola Bob Becker, Denyse Buffum, Matt Funes, Karie Prescott
Cello
Larry Corbett, Dan Smith
Engineer
David Thoener
Assistant
Adam Olmsted at O'Henry Sound Studios
Add. Engineer
加藤謙吾
Assistant
工藤千明 at Epicurus Studios
Mix
David Thoener
Assistant
Adam Olmsted at O'Henry Sound Studios
DigitaI Editing
加藤謙吾, 工藤千明
□ MEMO
女性シンガー・ソングライターの草分け的存在のベテラン・シンガー加藤登紀子のために書き下ろした作品。1978年3月に加藤の通算28枚目のシングルとして発売され大ヒット、彼女の代表作の一つとして今なお歌い継がれる名曲。そもそも二人の出会いは1975年、加藤がテレビで『時代』を唄っている中島みゆきをたまたま見て、ひと目惚れし、中島の所属事務所に電話したのがきっかけ。それから約2年後に日本テレビ「コッキーポップ」にて2人のデュエットで初披露されたのがこの曲。以来、二人の交流は現在まで続いている。中島みゆき自身はこの曲を、1979年のアルバム『おかえりなさい』と2004年の『いまのきもち』で2回セルフカバーしているが、どちらも2コーラス目の歌詞の一部が加藤登紀子に提供したものとは異なっている。
□ INTERVIEW
「お登紀さんとよく飲みにいってました。ある夜、午前4時頃にね、泥水のような味の青柳のヌタを食べてら、これにあたってじん麻疹がびーっしりと手に出たことがあった。次の日が吉行淳之介さんとの対談。必死に病院行って薬で顔だけは分からないようにして、とか。お登紀さんで思い出した(笑)」(中島みゆき/「月刊カドカワ」1991年11月号)
□ REVIEW
私は、加藤さん版の「戻らないあの人」のほうは、「あの人」があの人自身の意思で「戻らない」のだというような印象を受けます。それに対して、みゆきさん版の「戻る筈のない人」のほうですが。「飛べる筈のない空」と「筈のない」が共通になっています。「飛べる筈のない」とは、ヒトにとって物理的に無理な状況を表していると思われます。そこから類推すると「戻る筈のない人」とは、「あの人」は物理的に戻るのが無理な状態にあるのではないか、端的には既に他界しているのではないか、という解釈をしてみたりもしています。(猫左衛門/50代・男性)