日本フォーク界のカリスマ、吉田拓郎のために中島みゆきが書き下ろした作品。吉田拓郎が初めてバハマでレコーディングしたアルバム『Long time no see』(1995年6月21日発売)に収録されている。学生時代、吉田拓郎のコンサートでアルバイトをしたこともある拓郎ファンの中島は、かつて“女・吉田拓郎”などと呼ばれたこともあった。そんな2人が共通の友人であるカメラマンの田村仁氏を介して会ったのが東京・代々木の多国籍レストラン「クリクリ」。そこで拓郎から「実際の俺は夢のない中年男だから、夢のない歌を」と依頼された中島は、それとは逆に“いつまでも夢(嘘)を見続けさせてくれ”という曲を送った。2006年9月23日、静岡県掛川市のヤマハリゾート「つま恋」多目的広場で開催された野外コンサート「吉田拓郎&かぐや姫 Concert in つま恋 2006」の吉田拓郎のラストステージにサプライズゲストとして中島みゆきが登場、この曲を2人で唄い、会場を熱狂させた。