Tr. |
Title |
Time |
21 |
◆ |
イギリスのカップラーメン |
02:03 |
上柳
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「これ何食べたんですか?カップ麺だったんですか?」
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中島
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「カップ麺です。ちゃんとフタに絵も..出来上がり予定図。何写真って言うんですか?」
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上柳
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「完成図があって」
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中島
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「参考写真みたいのが載ってたんです。私はてっきり普通の基本型のカップラーメンだと思って買って帰ってお湯入れて」
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伊藤
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「で、美味しかったんですか?」
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中島
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「わかんないんです。美味しいんだか。美味しく無いんだか」
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伊藤
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「そうかぁ。確かにさ、自分がいままで人生で生きてる中で理解できないもの食ったら“何だこれは?”“何だこれは?”って..」
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中島
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「食べてる中で、判るのかと思って、最後まで..最後のおつゆ一滴まで全部食べたんですけど...」
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伊藤
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「飲んだ?」
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中島
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「はい。いつか判るのかもしれないと思って食べましたけど」
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上柳
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「いつか判り合えるかもしれない(笑)」
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中島
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「全部食べ終って。フー。コンって。入れ物、置いた後も判りませんでした。何食べたんだろう?」
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上柳
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「和風でもなきゃ...」
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中島
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「決して和風では無いんです」
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上柳
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「洋風なんかでも...」
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中島
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「決してコンソメだの、デミグラスだの..ちょっと..色で言うとちょっと薄茶色なんですよ。で、少しトロンとしてるんですよ。で、何か下に触るものが、サリサリサリサリサリと、つぶつぶが..細かいのが何かあるんで、“小麦粉入れたか?”みたいな感じもあるんですけど。で、決して甘くは無いんですけど、塩味が薄くて..。で、具は...何か、お肉のかけらみたいなのが、散らばってたような、散らばって無いような。何の味だかわかんない」
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上柳
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「わかんないですねぇ」
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伊藤
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「ちょっと醤油があればね」
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中島
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「ちょっと醤油があれば、より所になったんですけど」
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伊藤
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「より所になったんだよな。足しちゃえば良かったんだよ。七味とかね」
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中島
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「はい。あの味はいまだに他で出会ってません」
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伊藤
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「またイギリスに行きましょう」
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上柳
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「そのカップ麺を探す旅っていうの。ドキュメンタリー撮ったりなんかして。作った技術者呼んできて。『プロジェクトX』でやったりなんかして」
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中島
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「意外なもんだったりしてね」
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