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12 |
◆ |
国語審議会で学んだこと |
01:35 |
中島
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「私、ホラ、国語審議会にも呼んでいただいて、あそこでもう、しこたま“私ったら一言も知らない”ってつくづく思いましたし。いや〜..日本...私、日本語好きですけれども、好きっていうだけでそれを一生かけて研究している人たちっていうのは、“こんだけ物知ってるんだ”と思って。何にも言えなくなりましたもん、私。いや、感性とか何とかいうけれども、そんな感性なんていうところで適当なこと言ってちゃいけないんじゃないかっていうことをね、思い知らされましたね」
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田家
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「ああ、そうですか。でも、この『心守歌』の中にはそんな風に難しい言葉を使ったりしてる曲っていうのは、あんまり無いですよね。漢文的なタイトルのものが一曲あるけど」
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中島
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「だから、難しい言葉なんて使えないです。そんな、恐ろしくって(笑)。で、簡単な言葉使っても、ホントに私、この言葉のことよく知ってるんだろうかと思うと使えないですね」
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田家
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「ああ、返って言葉がわかりやすくなる」
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中島
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「どんどん日常的な言葉の範囲になっていっちゃうかな。終いには幼児語になるんじゃないかな、私って(笑)。そういう気がしますね。まあ、有り難いことですけれどもね。知りもしないでいろんな言葉使ってた私を、何かね、教えてくれたのがあの場でした」
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