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Title |
Time |
09 |
◆ |
唄声の表情〜ミュージシャンたちの力 |
02:26 |
上柳
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「(『樹高千丈 落陽帰根』は)囁くように唄ってらっしゃいますね」
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中島
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「へへへへ、はい」
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上柳
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「そういうのって、前、伺ったときは“いっせいのせ”で録るんですよね?バンドの方もミュージシャンの方も、みゆきさんのボーカルも“いっせいのせ”で録る。そん時に、これは..みゆきさんの曲っていろんな唄い方っていうか表情がありますでしょ?」
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中島
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「ああ、そうですね」
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上柳
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「どの辺で、“これ囁こうかな”“これは、ちょっとドーンといってみようかな”って考えるんですか?」
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中島
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「いやこれはね、その場にいるミュージシャンたちとの間で演奏してるときに、何か、偶発的に場ができちゃうんですよね。そうすると、“どうしよう”とか“こうしよう”とか思ってんですよ、唄う前は。ほんで、今日はレコーディングであの曲録るから気持ちこういう感じでいってみようとか、一発朝から肉食っていってみよう..すいません言葉悪くて..そうね、“朝からお肉いただいていこうかしら”とか思って、準備して行くんですけれども、その、何かホントに場がスポッと入っちゃったときに、引き出したときに、そう唄っちゃうんです。“何で私こんな風に唄ってんのかなぁ?”って感じ」
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上柳
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「はあ、そういうことなんですか」
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中島
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「なんですねえ。まあ、彼らの、ミュージシャンの力に引っ張っていかれてんだと思いますけどね」
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上柳
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「曲作りのときからじゃないんですね」
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中島
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「考えるんですよ、いろいろ。でも、その通りにはならないですね。まあ、独りでね弾き語りすんなら自分の考えでいくかもしれませんけど」
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