Tr. |
Title |
Time |
04 |
◆ |
紅白歌合戦・黒部ダム中継 |
04:02 |
長嶋
|
|
「恐らくお客さんにしてみればねえ、ファンの皆さん待ちに待ったという、あの一瞬で..何か(視聴率が)52.8%ということは..」
|
|
中島
|
|
「あっ、それは歌詞間違えた瞬間です」
|
|
長嶋
|
|
「ああ、そうですか。だいたい52.8%ってことはね。人口の1億数千万の中で、半分近い国民の皆さんが、あの一瞬をご覧になって、皆さん感動を受けて、興奮なさった一瞬でしょうけど。本人は、どうでした?ああいう場所が、場所で、お唄いになるってことは?」
|
|
中島
|
|
「いやもう、とにかく時間が..生放送ですから、時間があっという間に過ぎていって、何か、あれよ、あれよ、という間に、ハッと我に返ったらいつの間にかもう、年は明けたらしいという。正気になったら年が明けてたっていうふうな。もう、あっという間でしたね」
|
|
長嶋
|
|
「そうですか。あの瞬間だけあっという..それだけ、やっぱり..どうなんですか?」
|
|
中島
|
|
「あの..私、もの凄い上がり症なんですよ。そうは見えないらしいんですけど。結構、ズ太い人に見えるらしいんですけど。もの凄い上がり症なんです」
|
|
長嶋
|
|
「はー」
|
|
中島
|
|
「何とか、この、治す方法ないかと模索しながらやっぱり上がって、歌詞も間違えて、ていう感じなんですけども。あのー、監督は、そういう上がるとか、緊張するとかってこと..」
|
|
長嶋
|
|
「いえいえ、そりゃもうしょっちゅうあります。ええ。もう、あの緊張とかね。もう..上がるってことはね、もうあまりないんですけども」
|
|
中島
|
|
「ああ、そうなんですか。もう何をやってんだか自分でもわかんないみたいな..」
|
|
長嶋
|
|
「むしろね。緊張感の時の方が良いんですよね。我々はご承知のように勝負の世界でしょ。瞬時の緊張感がね、いやがおうでもどんどん来るでしょ。あの緊張感がね。ぼくら、たまんいんですよ」
|
|
中島
|
|
「そうですか」
|
|
長嶋
|
|
「むしろ緊張感よりももう少し上の、何か緊迫したね、ビーと張り詰めた、あの緊迫感の中でポーンと身を投げ出してね、勝負に集中する、あの瞬間も良いですよ」
|
|
中島
|
|
「あの..観客席からジィーッと視線が一点に注がれ、もう心臓バクバクしそうな瞬間ですよね。で、テレビカメラとかも何台も回ってるんでしょう?」
|
|
長嶋
|
|
「ええ、もう、そうでしょうね」
|
|
中島
|
|
「あと新聞社のカメラとかも、大きなレンズで、オワーッと狙って、上がらないものかしらってホントに」
|
|
長嶋
|
|
「意外に、そういうものは慣れてますからね」
|
|
中島
|
|
「あっ、そうなんですか」
|
|
長嶋
|
|
「返って、むしろね...何か、カメラが多かったり。少ないと何だかちょっと気にしたりなんかして、“おい、少ないじゃないか”なんてね。気をゆるめちゃったりなんかしてね(笑)」
|
|