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Time |
18 |
◆ |
「龍」のイメージ |
01:58 |
吉田
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「で、これ『銀の龍の背に乗って』は、龍のイメージってのは、どういう所から出てくるわけなんですか?」
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中島
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「あっ、これはストーリー..あちらからの、頂いた条件の中で、“離島”っていうか。それで“孤島”にかけてるんでしょうけど。孤島にかけて“コトー”ですよね?で、海の中にポカッと浮いてる島っていうことなんで、“海がまず見えないとね”っていうのがありまして。で、海・水を司るのが龍でしょ?」
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吉田
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「ああ、そうか。連想としてはね。そこに行き着くわけだ」
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中島
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「ちょっとドラゴンさんに仕事してもらおうかなぁ」
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吉田
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「良いイメージだよね。これね」
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中島
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「で、困っちゃったのがね、レコーディングしにロサンゼルスに行ったら、ロサンゼルスのミュージシャンがイメージするドラゴンは、私がイメージしたドラゴンとは違ったの」
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小俣
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「違うんですか?」
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中島
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「その説明から先ずいかないと。あちらの方がイメージするのは...えーと、えーと、“ひよこ”ってお菓子ありますでしょ?」
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小俣
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「はい。中に白あんの入ってる」
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中島
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「“ひよこ”をポテッと置いて、そこに羽が生えて、“ガオーッ”て火吹くのがドラゴン。いや、それは...」
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吉田
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「わりと家畜に近いような感じですよね」
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中島
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「何か、ちょっと笑っちゃうような、ボテーンとした。それは違うの。私らのはうねって飛ばないと..」
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吉田
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「ヘビのような体で」
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中島
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「あれは、うねらないでしょう?“ひよこ”に羽バサバサは?“バサバサバサバサ、ドッスーン”みたいな」
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吉田
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「それが大変だったんだ」
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中島
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「先ずその説明から始まらないと、ほら、エレキギターの方もね、火吹いて“ガオーッ”の音じゃなくて、“うね・うね・うね・うね”で弾いてもらわないと」
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小俣
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「そうですよね。ヒューってやってくれるもんね」
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中島
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「そうそうそうそう。ねー!」
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吉田
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「そういう事は大事なわけなんだね。やっぱりね。わかりました」
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