Tr. |
Title |
Time |
02 |
◆ |
根津甚八への提供曲 |
02:25 |
伊藤
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「根津甚八という俳優さんが、みゆきさんの歌を唄ってる。男が唄ったケースというのは初めてですよね?」
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中島
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「そうですね」
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伊藤
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「あれは、彼用に書いたものですか?それとも、自分用に書いてあって、これをという」
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中島
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「書いてある段階では自分でやる歌ですけどね。あくまでもね。で、唄ってもらうとしたら。この人にだったらお願いしたいみたいなことで、根津さんに」
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伊藤
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「ああ、そう。で、聴いてみた感じというのは、如何なもんですか?」
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中島
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「うん。根津さんの声っていうのはね。わりと、良い声だなぁと思ったんです」
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伊藤
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「わりに、美声ですよね」
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中島
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「そうですね。思ったよりもね」
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伊藤
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「思ったよりもね。ああいうタイプの俳優さんっていうのは。どちらかと言うと。もうちょっとハスキーというか。ガサっとしている声というか。そういうイメージがね。先入観念があったり」
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中島
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「それでも、あんまり明るい声じゃないですね」
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伊藤
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「うん。それはそうですね」
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中島
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「で、面白い声だなぁと思って。あのー、映画とかね。そういうのを見に行ったんですけどね。そういうセリフ聴いてたときはね。イメージわかんなかったんですよね。唄う声は、どういうんだろうってね。まぁ、俳優さんだから発声法は出来てるんだろうなと思ったんですけど。で、レコーディング・スタジオでね。『狼になりたい』っていう私の曲を唄ってくださってる所へ私がお邪魔したんですよね。で、それを唄う声を聴いたらね。映画のセリフと違うんですよね。話としては、“根津さんと組んでみませんか”って話はあったんだけども。ちょっとセリフだけ聴いててわかんないなと思ったんで。その『狼』を唄うのを聴いてね。“ああ、この声だったら、この歌を唄ってもらったらどうだろう”と思って、引っぱり出してきて、(『ピエロ』を)渡したっていうことですね」
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