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Title |
Time |
07 |
◆ |
映画音楽の依頼を断る |
03:38 |
大石
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「活動範囲としては、みゆきちゃんもいろいろあるだろうけれども。これから先として、“こういったこともやりたいな”とかって、そういった欲は無いわけ?」
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中島
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「これから先ねえ。まぁ、前は冗談に女優なんのかんのって言ってたじゃない。そしたらさ。阿木燿子さん本気で女優になっちゃったじゃない(笑)。ああいう人もいんのよね。“いやー冗談もうっかり言えないな最近は”と思ったりしてね。何やるか。そうねぇ...」
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大石
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「例えばさ、映画音楽なんかも携わってみたいとか。いろんな人がいるじゃない」
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中島
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「あっ。やってみようと思ってね。打ち合わせまでいったの。実は。ごく最近なんだけども。ところがね。ハッキリ言って日本映画界っていうのは。一つで全体を語ることは出来ないのかもしれないけれども。そん中でも進んでるって言われてる人たちと組んだんだけれどもね。それでも音楽に対する興味ってものの薄さにちょっとガッカリしたな。だから、画面を撮るっていうこと。フィルムでいかに表現するかってことについてはね、一月かけても二月かけても、どんなに努力してもっていうのはすごい感じられたの。ところが、音楽をどうしようかって所へ来た時にね。あの...ごく簡単に言っちゃえば...何て言うのかな..“簡単にやっちゃってくれて良いんですよ”みたいな。ね。そういう風なのっていうのは、こっちもそういうもんじゃ対等にしゃべれないなと思ったし。で、ちょっと手引いちゃったんだけれども。残念だね。だから、私がやってみたいなと思ってる映画音楽やろうと思うんだったらね。えらい今のパターンの映画音楽のやり方を崩してもらわなきゃならないことになっちゃうと思う。放っといたら自然にそういうことやるのには50年かかるだろうという感じ。だけど、ぶつかって何とかやったとしても10年ないしは15年で出来たら良いなって気はするところはあるな」
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大石
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「それは楽しみにしてます。いつかね。やってみて下さい」
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中島
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「阿木燿子さん主演だったりして(笑)」
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