Tr. |
Title |
Time |
05 |
◆ |
“みゆき”と“美雪” |
01:41 |
沢木
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「あの平仮名に開いた字を使いだしたのは、いつ頃なんですか?」
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中島
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「平仮名の名前付けたの?えーっと、『時代』って曲で歌謡祭に出た時からだと思います。確か」
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沢木
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「“みゆき”って平仮名で自分の名前を書いて。あるいは、書かれてね。出た時に、何か、ちょっと大げさに言えば、自分が変われるって気持ち、持ちませんでしたか?」
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中島
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「それほどでも無いですけどね」
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沢木
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「もし漢字の“美雪”だったら深夜放送の、あの感じではやれないかしら?そうでもないかな?」
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中島
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「う〜ん、どうでしょうね。たぶん漢字で書いてたとしたら、もうちょっと取っつき難い感じで...」
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沢木
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「そうですよね。ハガキを書く少年少女たちがいても、美しい雪で“美雪”って書けば、書いていく手紙のトーンも変わってくる可能性も無いことは無いですよね?」
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中島
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「そんな気がしますね。今はね。お手紙くださる方なんかだと。あまり放送に乗せて欲しくない話とかね。個人的に相談にっていうような内容の話の時は本名宛で書いてくることが多いですね。で、“ラジオでしゃべって、しゃべって”みたいなジョークのは平仮名で..」
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沢木
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「“エコー入れろ”ってやつは、もう“みゆき”なわけですね?」
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中島
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「そう。そのことが多いですね。漢字で書いてくると、“おっ、これは何かワケありかな”とか思ったりはしますね」
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沢木
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「じゃ、それは一種の暗号っていうか、通信文の符号になってるわけね」
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中島
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「ちょっと気にしますね」
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