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Title |
Time |
14 |
◆ |
記憶をはらむ人 |
03:24 |
沢木
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「中島さんの詞を読んでいて、記憶をはらむ人だなと思いました。記憶の種子みたいなものを十月十日はらんでいて、ポッとでてくるような、そんな作業をしてるのかなぁって。その事と、この人ずいぶんアッサリした人なんだなぁという印象とは、全然矛盾しなかった」
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中島
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「そうですか(笑)」
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沢木
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「あの歌を聴いた男の子たちは、『こんな女の人なら付き合いたい』って意見が、当然出てくるんじゃない?」
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中島
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「そうでしょうかね?ん〜“怖い”とか言われることはありますけどね」
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沢木
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「うん。それ時々聞いたりするけど、どこが怖いんだろう、あの娘が。例えば、『うらまみす』って言葉が怖いのかなぁ」
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中島
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「な、何なんでしょうねぇ」
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沢木
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「もし、あの人が、中島さんじゃない、作品の中での架空の少女だとして、中島さん見てて、やっぱり怖い?」
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中島
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「男だったら、付き合いづらいと思うでしょうね。何か理屈っぽく考え過ぎてる人なんじゃないかってふうに思われるかもしれませんね。『お茶飲もうよ』と誘っても。お茶ってどういう意味かしら?どういうお茶かしら?今の心理は?..とか。グシャグシャ言われるんじゃないかと考えるんじゃないかな」
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沢木
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「そこのパルコの前じゃ誘えないって感じ?そうかなぁ。それは好みだね。あの作品に出てくる女の子、『あんなに良い娘がいたら誘いたい』って
男の子の意見を何かで見て、俺も同意見だと思って、そんなに恐ろしい
少女だとは思えなかったけどねぇ(笑)」
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中島
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「そうですか(笑)」
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沢木
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「ただ、それに比べて、あそこに出てくる男。誰だかわかんないんだけど、いっぱい。複合...像はバラけてそれを複合した男が、一つトーンが出てくるんだけど。何かね頼りないね、何となく、その男...。あの少女の良いわりには、あの男性たちは、あまりチャーミングに描かれてないって気がするんですが。その辺はどうでしょうか?」
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中島
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「女の味方ですから(笑)」
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