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15 |
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台詞の憶え方と歌詞間違い |
02:11 |
中島
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「でも、役者さんは、バーッと、読むの速いし、憶えるのも速いでしょ?」
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神田
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「あのね。おかしいんですよ。台詞っていうのかな。台詞っていうのはね。一字一句憶えないでも、ページ開くと...右、1ページ、左、1ページありますよね?これを1回パーって読むと。写真を撮れば良いんですよ。頭に」
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中島
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「え?」
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神田
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「例えば、ここに、1行目“中島みゆき”という人がいて、“中島みゆき”の台詞が3行ある。こんなような内容を言う。次に、神田正輝の台詞が4行ある。こんなような内容を言う。内容さえ憶えちゃえば、別に、台詞の一字一句っていうのは、あまり必要ないわけですよね。だから、憶えるのは簡単なんです」
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中島
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「そうですか?」
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神田
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「で、もし、本番中に台詞が出なくなったら、内容憶えときゃあ、それに添ったことが出るでしょ?」
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中島
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「あっ、なるほどね。流れをね。憶えちゃえば..」
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神田
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「ところが、私は思うんですけど。歌手の方はコンサートで歌、唄うと。コンサートで歌詞が..途中で変えるわけにはいかないですよね?と、中島みゆきさんのレコードを、来てくださる方は、みんな買ってるわけだから、きっと、中島みゆきさんが、そこで歌詞を忘れていても、お客さんは絶対、憶えてるって、何か恐いものがあるでしょ?」
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中島
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「そうなんです」
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神田
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「そこで、間違えて、知らん顔して唄おうが、“ああ、間違えたー”ってことになりません?」
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中島
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「これは困ったもんです。ホントに困りますね。やはり、ですから、うちの場合、コンサートの初めの挨拶のときに、“コンサートは、やはり、生が魅力ですので、今日は今日の雰囲気で歌詞が変わることもあります”とお断りするんですけどね(笑)」
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神田
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「それで、やっぱり20曲..?」
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中島
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「大体..そんなもんですかね」
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神田
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「でしょ?」
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中島
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「もう忘れます。のたうちまわりますね。もう」
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神田
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「そうすると、どうするんですか?」
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中島
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「ユーミンにね。“あんたってバカねぇ”って言われたんですけどもね。“忘れたときというのは、マイクのせいにすれば良いんだ”って言うんですよ。彼女が教えてくれるには」
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神田
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「出ないような?」
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中島
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「突然、口パクやるんです。そうすると、見てる方はね。“あっ、これはマイクのトラブルで、せっかく唄ってるのに出ないんだな”というフリをしてんだなという風に理解してくれるんですよ。最近のお客さんは」
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神田
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「はあ」
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中島
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「でも、私の場合は言っちゃうんですよね。唄ってて、止まった。“あっ、忘れた!”これが出るからいけないんですよね。この一言が、つい出るんですよね」
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神田
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「でも、生っぽいですよね。非常に」
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中島
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「ハイ。おかげさまでライブの中島ですから(笑)」
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