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今年のみゆきはよいみゆき(2)「親愛なるみゆきへ」 |
放送局
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FM東京
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提 供
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TDK
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放送日
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1985年12月14日(土)
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時 間
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15:00-15:55(54:30)
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案 内
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朝丘直美
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出 演
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中島みゆき
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♪:楽曲
◆:トーク
●:MCほか
□:CM
*:不明
Tr. |
Title |
Time |
15 |
● |
証言(4):田村仁 |
03:04 |
田村
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「カメラマンの田村仁と申します。えー、通称、業界では、タムジン、タムジンと言われてます。
僕の事務所は六本木にありまして、彼女よくミーティングに訪ねてきます。それから私用でも訪ねてくることがあります。そんな時に必ず行く蕎麦屋があります。でも何かいつも、彼女が訪ねてきて、僕がその蕎麦屋に誘うと、必ず、強い風が吹きます。それはきっと、何か、こう、自然の現象で、風の吹く時期なんでしょうけど。季節もそうだし。いつも蕎麦屋に行くときには、すごい強い風が吹いて、六本木の街の中に立っていると、すごく2人だけで、人込の中に、蕎麦屋の暖簾をくぐるときに....すごく寂しいとか。空しいとか。いつも2人だけで、黙って蕎麦屋にくぐっていく何かみたいなものをね、感じる時に、彼女が言った一言、二言ぐらいの感情みたいなものが絵になって表れたり。詞になって表れたり。そういう、彼女の取材力っていうか。僕が気が付かない、大きい輪の中の取材と、小さな風とか、その辺の一日起きた出来事をですね、大きく取材するんじゃなくて、ほんのちょっと蕎麦屋に入って風の吹いてた街の状況をですね、詞にできて曲にできるその素晴らしい、そういう部分が彼女の魅力かなあ。
大きな情報を得て、自分の..詞にしてるんじゃないな。ほんのちょっと自分の周辺の物を歌にしていくそういうものがきっとみゆきの魅力なんだろうなって感じるんですよね
大きい事も、小さい事も、皆が感じる事を取材して歌にして欲しいなっていうふうに思いますね。
その蕎麦屋にちなんだ歌がその時できたらしいんですけど。その曲は、『蕎麦屋』っていう曲です。よろしく」
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毎回1人のアーティストが1ヶ月(4週)にわたってDJをつとめる音楽番組。第2日目は、「親愛なるみゆきへ」と題し、様々な世界で活躍する人達の中島みゆきへのメッセージを紹介する
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