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Title |
Time |
04 |
◆ |
ワープロは嫌い |
01:45 |
中島
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「そうすると、朝から晩まで本書いてんの?」
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谷山
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「うん。ていうかね。ワープロでやるじゃない?」
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中島
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「え?」
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谷山
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「ワープロで書いてるわけ。今」
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中島
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「ワープロが打てる?」
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谷山
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「打てる」
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中島
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「いや、クソ面白くもない」
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谷山
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「あれは打てるわよ。誰でも」
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中島
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「あら、私、打てないわ(笑)」
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谷山
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「大丈夫。あれは打てる。時間さえかければね」
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中島
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「時間さえかければ。あっ、私ダメなんだその辺が。気が短いから」
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谷山
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「ああ」
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中島
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「いや、私も、ワープロとかやったら、会社に提出する歌詞とか、そういうものが、“うんと仕上がりが早いだろうなぁ”なんて思って、取り掛かったんだけども。いや、買わないで貰ったんだけどね。さんざんサービスして人から貰ったんだけど。だけど、説明書がね。判りづらい。あれ何とかして欲しい」
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谷山
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「ホントに判りづらい?」
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中島
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「いきなり200ページの説明書でしょ」
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谷山
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「200ページって。本と同じぐらいあるんだ。じゃあ」
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中島
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「そうよ。ド厚いんだから。ドサンと出てくるんで」
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谷山
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「でも、それ全部読まなくても良いんじゃないの?目次見てさ...」
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中島
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「45ページでくじけたもん。私。挫折してしまって...」
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谷山
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「あ、そう。最初からさ。丁寧に読もうとする...目次見て、“あっ、ココとココ読めば使えるな”っていうトコ、検討つけて読めば...」
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中島
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「どこを読んだら使えるかなんて、判りますか。あんなものは。初めから(笑)。で、初めから読んでいくと。あれは段々坂道を登るように、判るようには出来てないのよね。説明書って。何か、“坂道を登ったなあ”と思ったところで、いきなり、崖から突き落として、今までの話は無かったことにして、“別パターンのお勉強も始めましょう”みたいな事が始まるんでしょう」
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谷山
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「そうなの」
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中島
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「そうすると崖の3回も転がり落ちると、もういいかげん頭にきちゃってね。私は。“もう、やめた!”みたいな。これですね」
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谷山
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「そこを一生懸命こらえるのがね、コツよ」
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中島
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「そのうち、崖から転がっても。うんと、平気になっちゃって。千尋の谷ぐらい、屁でもねーわ、みたいな雰囲気に...。それで出てくる、何とかの『猫森集会』(笑)。楽しみですね」
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