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Title |
Time |
09 |
◆ |
前向きな人に魅かれる |
03:19 |
神保
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「例えば、今回のアルバムは甲斐よしひろさんと一緒にお仕事。今までに、中島さんが一緒に組んでお仕事されて良い刺激になった方って、沢山いらっしゃいます?」
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中島
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「あの、レコードの方では、こういう風にプロデューサーを頼んだのは初めてなんで..」
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神保
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「あっ、そうですか?」
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中島
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「レコードの方はさておき、それ以外だと..。対談だとかね。テレビの方だとか..。いろんな所でお会いする人はいらっしいますけど。最近ので言うと唐十郎さんとかね。本の方でなんかだと、昔お会いした高橋三千綱さんなんかも面白い方でしたけどね」
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神保
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「でも、お会いして、“ああ魅力的な方だな”、“ちょっと面白い方だな”と思うのは、中島さん的感覚で、どういう方ですか?」
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中島
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「個人名じゃなく?」
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神保
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「うん」
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中島
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「そうですね..。前向きな人でしょうかね。何か新しい事を作ろうとしている人ね。それは必ずしもアーティストと限らなくても。もう此処に居れば安全だわいとかいう所で、お座りしちゃって無い人だったらどういう事している人でもね。“何かもっとあるんじゃないか”といつも思ってる人っていうのは会ったら楽しいですよね。刺激になるし」
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神保
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「今、女性が結構、力をつけてね。どんどんどんどんやっていくっていうのが、わりと一般化されてきたでしょ。前は、“わー凄いな”っていうのがあって。今は、いろんな所でもね。それも、その表れなんでしょうかね?」
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中島
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「そうね。レコードのタイトルの話に似ちゃうけれども。何か、しゃかりきになってね。ごまめの歯ぎしりみたいに頑張って肩に力を入れて、“私は女よー!女だけど頑張るのよー”と旗あげてるうちは大したことないと思う訳ね。気が付いたら“そういえば女だったわね”って所でベスト尽くして頑張れれば、平熱状態でベストが尽くせれば、これは、もっと前の事が、いろんな事可能性開けてくるし、素敵な事じゃないかと思う訳ね。でも、私は女なんだけども頑張っちゃうからねーみたいにやってる時っていうのは、余計な所に力ばっかり入ってるような感じがしちゃう。そういう点じゃ、だんだん平熱になるっていうのは可能性があって面白いと思うんだけれど」
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神保
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「そうですね。普通になった状態で、さて次はね、どうすべきかっていうのが必要になってくる」
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中島
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「ヒートしてる所から平熱に。それが平熱に思える所へ持ち込めたら、もっとヒートアップできる」
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神保
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「それを遠くから眺めたらグーッと上がってるっていうことが」
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中島
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「そういけると良いんですけどね(笑)」
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