コーヒータイム(2) |
放送局
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FM東京
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提 供
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AGF
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放送日
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1986年11月20日(木)
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時 間
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11:00-11:30(24:40)
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司 会
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神保美喜
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出 演
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中島みゆき
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♪:楽曲
◆:トーク
●:MCほか
□:CM
*:不明
Tr. |
Title |
Time |
09 |
◆ |
曲が生まれるとき |
02:25 |
神保
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「そうしますと、いちばん、自分の中で冴えてる時とか。冴えてる瞬間であるとか、時間帯であるとか。というのは、どうでしょう?物を書いてる時とか。作曲している時とか。そういうのも無いですか?ずっーと同じまんま、ペースで続いていく」
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中島
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「どっかで時々あるでしょうね。エアポケットが。あるんですけど、忘れてんですね。あのねえ。自分がいつ曲書いたって事はね。案外、憶えて無いですね。曲を書こうとすることは、ずっと続けてないと曲っていうのは書けなくなりますけれどもね。ずっと書こうとする状態を維持し続けてる時に、ポコッと曲として形が上がるけれども。じゃあ、それが、ポコッというのが、いつから取り掛かった物であったかっていうことは、判らないですよね。で、その出来上がった完成状態はいつかっていうと、私にとってみれば、お皿がプレスになった瞬間ですよね。それまでは、まだ..いくらでも変え得る間というのは完成とは思えないわけで。で、完成と言っちゃうと聞こえは良いけれども、ある意味で見切り発車ですよね。それは。やり続けて行こうと思えば、まだまだ、グレードアップしたかったというのはありますよね。ミックスダウンにしても。あの段階でレコーディングの形としては出しましたけれどもね。凝ったらきりないですよね。こういうのって。でも、凝って、二十年、三十年なんて訳には行かない。先のことに、まだやりたい曲もあるし、ということで、見切る訳ですよね。そうすると、それは完成とは思えず、気持ちとしてはまだ残ってるんですよね。だから、いつその曲が完成したか。出来上がったかってことについては、どれもまだ出来てないという答えが厳密と言えば厳密です。どれも取り掛かったまんま。それが、ウダウダ、ウダウダ、背中に背負ったまんまですね。先のことに、取りあえず、取り掛かろうかってことを続けてるって感じ。何か気分悪いですね(笑)」
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神保
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「すべて背負ってるという」
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中島
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「うん」
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アルバム『36.5℃』をリリースした中島みゆきが3日間にわたって出演。第2日目は、N.Y.でのプロモーションビデオ撮影のエピソードなど
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