Tr. |
Title |
Time |
08 |
◆ |
自分の作品で大切にしてるもの |
02:19 |
神保
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「特にご自分で気に入ったフレーズとか。これは大事にしたいなとかって、たくさん、お有りでしょ?」
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中島
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「自分の作品の中でですか?うん」
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神保
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「言葉っていうか。描写っていうか」
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中島
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「うん。それはもう、どれもね。うん。ただ、毎日毎日、変わったりするんですよね。自分の曲のどこが良いとか、いうことはね」
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神保
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「あっ場所。場所っていうか..その..ええ」
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中島
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「で、これからも毎日、変わっていくと思いますけれどもね。まだ、他があるんじゃないかなぁと、思い続けていたいですしね。もっとあるんじゃないかなぁとね」
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神保
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「じゃあ、どれかを軸にしてっていうよりも、一つ一つが軸になってる...」
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中島
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「そう。もっとあるんじゃないかなと。という所が、私の..原動力というかね。そういう所ですね」
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神保
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「明るい部分も、暗い部分も、悲しい部分も、喜びの部分もって..」
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中島
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「そうですね。“どれが一番、中島みゆきらしいか”とかいうことは、あまり気にならないのね。うん。そういうのって、ほら、ファンの方を裏切ってしまうことになるとか、あるのかもしれないけれども..」
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神保
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「どれも、ね。みゆきさんであるっていうのは、みゆきさんであるし」
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中島
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「そうなの。だから、どれにも正直でありたいと思うしね。嘘だけは嫌い。だから、人から見て“らしくない”と言われても、私は嘘をついてまで“らしい”と言われたくないから」
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神保
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「ああ〜」
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中島
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「嘘はキライ」
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神保
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「そうですねえ。本当の気持ちを出していったら、分かる人は分かってくれるっていうか..」
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中島
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「うん。もしかしたら、誰も分かってくれなくても、私が棺桶に入るときに、私は嘘はつかなかったと言えたら、それで良いと思う」
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神保
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「じゃあ、皆、全て本当の事っていうでしょうね」
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中島
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「そういきたいですね。棺桶入るとき、最後の一言、言いますからね。“嘘つかなかったぞ。チキショー!”みたいな(笑)」
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