Tr. |
Title |
Time |
01 |
◆ |
花月に中島みゆき |
02:13 |
文珍
|
|
「中島みゆきさん。もう、世代によりましてはですね。大変よく..大ファン。そしてですね。“LPも全部持ってる”という方も...」
|
|
中島
|
|
「文珍さん。“世代によりましては”って何ですか、それ?(笑)」
|
|
文珍
|
|
「実はですね。これを言うには、私は、理由がありまして。その昔、中島みゆきさんが、大阪にお見えになりました時に。私が寄席に出ておりまして。その梅田花月という所へ、確か、シュークリームをお持ち頂いて。楽屋見舞いにお越し頂いたことがありまして」
|
|
中島
|
|
「うぉー。憶えておいでで..」
|
|
文珍
|
|
「憶えてますよ。強烈でしたから。だって、花月に中島みゆきさんがお見えになってるのは、大変な事ですもの。私にすれば」
|
|
中島
|
|
「それより、シュークリーム食べたのが初めてだったんでしょう?」
|
|
文珍
|
|
「それも嬉しかったですけど。で、“お茶子さん”という楽屋でお世話をするおばさんがいますが。その方に、“あっ、この人が中島みゆきさんよ”って言うたら、“どちらの?”(笑)」
|
|
中島
|
|
「そうなの。泰然自若...」
|
|
文珍
|
|
「そうそう。“いや、どちらの?って。あの..北海道のね。中島さん”“おお”」
|
|
中島
|
|
「そう。私も最初は、こう...一応の恥じらいなんか見せながら。あまり露骨に顔出すと、ホラ、騒がれても何だし、とか何か思いながら。“あ、どうも、こんにちは”とか何か言って、“いや、わかんないの?”。あらためて、もう一度、顔見せましたけどね」
|
|
文珍
|
|
「そうそう...。ほんなら、おばさんはお茶持って上へあがりましたけどね(笑)」
|
|
中島
|
|
「そうですね。..ガクッ」
|
|
文珍
|
|
「いやー、失礼しました。あの時は。あの後、おばさんもお家に帰ってお子さんに、その話をしたら大変だったそうですよ」
|
|
中島
|
|
「そうですか。私、世の中って、こういうもんなんだなって思いました(笑)」
|
|