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03 |
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『未完成』と『空港日誌』のイメージ |
05:06 |
薬師丸
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「何か、こんなことお訊きしていいのかわらないんですけど。でも、お訊きしてしまうんですが...」
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中島
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「年ですか?」
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薬師丸
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「ハハハ・・。 2曲、今回、『空港日誌』というのと、それから『未完成』という曲を書いていただいたんですけれども。これは作詞、作曲ともしていただいて。何か、こう、書かれるとときにイメージっていうか、頭に浮かばれたことはありますか?」
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中島
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「そうですね。もともと私はこの曲を書いた時点では、アルバム全体のね、他の方がどういう曲書いてらっしゃるとかって、そういうバランスは全然知らないで書いたんで、自分で勝手にイメージして書いちゃったんですけれどもね。
『空港日誌』の方から言うと、なるべく身近にしたかったのね。こう、メルヘンチックにありえないようなドラマというよりも。まっ、それも面白い世界だけれども。あのー、薬師丸さんの声はどうしても夢のような声になるんじゃないかと思うとこがあったのね。その声の質からするとね。それを日常的なところへ持ってって、あの毒を表現したいなと思ったときにね、広島空港って言葉が出てますね?」
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薬師丸
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「ええ、はい」
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中島
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「あたしにとって広島空港っていうのは結構..、ま、ツアーなんかも時々行ってるし、何かと身近な場所なんですよね。実は広島空港で大恥かいたことがありましてね(笑)」
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薬師丸
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「そうなんですか?」
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中島
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「そうなんですよ。だいぶ前にツアーでね。送ってきてくれるファンの方とかありますよね?出発の時に。で、ツアーで行っててね、送ってくれて“みゆきさんまた来てね”とか“ハイどーも”そんときは良い顔してるんですよ、私も。(笑)
それでゲートを通りますよね。普通あそこ通っちゃうともう表から見えないんですよ。という油断をすると広島空港に限ってですね。何と。あの通った後で、もう一ケ所ガラスが透けてる所があるんですね。で、あたしはそのガラスが透けてる所があると知らないで、完璧に顔崩したんですね。もう飛行機に乗ったら寝るつもりですからね。もう崩れきった顔でいたら、ガラスの所で、びっしりガラスにひっ着くようにしてお嬢さんたちが“みゆきさーん”て呼んだこのショックが忘れられないっていうのがひとつありましてね。あの恥かいた広島空港。是非、身近な広島空港を歌にしたいなとかね。
あと『未完成』という方はね。これはホントにもう写真で見たひろ子さんのイメージですね」
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