| 中島みゆきスペシャル・青春の季節(2) | 
 
| 第二夜「怒」─心ならずも別の道をゆく人へ | 
 
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放送局
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NHK-FM
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提 供
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?
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放送日
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1988年3月23日(水)
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時 間
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23:00-23:50(51:11)
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司 会
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中島みゆき
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出 演
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♪:楽曲 
◆:トーク 
●:MCほか 
□:CM 
*:不明 
 
| Tr. | 
Title | 
Time | 
 
| 03 | 
◆ | 
みゆきの「怒」は父親ゆずり | 
02:23 | 
 
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中島
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「中島みゆきの場合の“怒る”。中島みゆきはですねえ、自分で思うには気は短いね(笑)。気は短いと思う。が、しかし、対処が遅い。と思う。だから、結果として、単に怒ってるだけという時間が、実に長いと。このように、私は、自分を分析する。分析しても、どうなるっていっても、ちっとも変わんないんだけど。えてして、私は、自分でこうだと思う。でね、気が短いってことについてはねえ、うちの、親父が、やっぱり気が短かったのね。でも、彼の場合は、気が短くて対処が早かったのね。私は、何でこう対処が遅い..対処が遅いのは母譲りなのかなあ、と思うわけですけれども。対処が早いんで、どうなるかっていうと、カーッときて、“アラー”と思ったら、私、窓から出て、雪の中に寝そべってるという格好になるわけですね。よく窓から、雪の中に放り投げられたっていう憶えあるんだけども。今から思うと、私ねえ、雪が積もってない地べたに放り投げられた憶えはないんだよね。だから結構、彼もですね。カーッときて、窓開けて、ぶん投げて、雪積もってるか確かめるゆとりは、あったんだなあと思うとね、あっ結構、知的に怒ってたんだなあとかね、思うわけだけど(笑)。で、今、結構、あたりの人とか見回すとさ、短気な奴とか、結構いっぱいいる。類は友を呼ぶというか。結構いっぱいいるけど。やっぱり、頭きて、物、ぶん投げたーっていうのを見てても、結構、取り返しのつかない何百万のような物を投げないっていうか、そういう傾向は、えてしてあるんじゃないかとね。カーッとして近くのダイヤモンド..あるわけないか。ダイヤモンド投げても壊れないか(笑)。何か、壊れちゃ困るような物、投げたとか、あんまり無いんだよね。怒るといっても、瞬間に判断する能力っていうのは、結構、皆あるんだなあと、ふと思うと、クスリと笑ってしまうことがありますけどね」 
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アルバム『中島みゆき』をリリースした中島みゆきが4日連続でDJを担当した特別番組。「喜怒哀楽」をシリーズテーマに、別れと旅立ちの季節をすごす若者たちへのメッセージを4夜にわたって放送。第2夜は「“怒”−心ならずも別の道をゆく人へ」
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