中島みゆきスペシャル・青春の季節2 |
手紙を出してください(5)「夏の終りから秋のはじまりへ」 |
放送局
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NHK-FM
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提 供
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?
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放送日
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1988年9月2日(金)
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時 間
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22:00-23:00(60:57)
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司 会
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中島みゆき
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出 演
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♪:楽曲
◆:トーク
●:MCほか
□:CM
*:不明
Tr. |
Title |
Time |
16 |
◆ |
ワープロの手紙 |
01:51 |
中島
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「ワープロは、私、ダメなんだ。いや、貰うのはいいよ。貰うのは、それなりに読むけどさ。縦でも横でも苦労して。打てないもん、私。あの、説明書長いの何とかしてくんない。はっきり言って。ちょっと手紙の話からずれるかもしんないけれども。私だって、ワープロ打とうと思ったことだってあるわよ。現代人だもん、フン。思ったけどさ。で、ワープロ持ったらさ、仕事が速いとか。作家の人とか、作詞家の人とか。“これを持ってから私は手放せなくなりました”とかさ。“もう曲なんかすいすい書けます”みたいな。“ホントかなあー”とか思ってさ。説明書厚いじゃない、本一冊あるじゃない。で、あれって失礼なことに頭から読んでいくでしょ。で、ここでもって何とかって用語の意味はって、引いて、“あっ、そういうことか”って一生懸命引いてさ、5ページぐらい読んでいくでしょ。頭ん中、パンクしそうになるぐらい。5ページぐらい進んだ所で、“というのが原則であるが、これは普通用いない”とか書かれると、頭きちゃうじゃない?初めからこういうこと書かなくて良いじゃないとか思って、またくじけそうになりつつ、次のページへずーっと読み進んで。だから、さっきのは無しとして、これはこうなんだから、今度は、“あっまた用語が判らないワ”って、こっちで引いて、こっちのボタンが、こうなって、“って場合は、これはミスが出るので注意しましょう”って書いてあって、“バカにすんでないよ”とか思ったりして(笑)。私は、ほとんど、10ページ進まないで止めましたもん。本当にこんなもん、説明書読んでるだけで、日が暮れるワって感じで(笑)。あの、すいませんけど、ワープロの手紙っていうのは、私は、手で書いた方が、ずっと速いという実感がありますので、そうではないというですね。“ワープロの方がはるかに速いんだゾ”というわかりやすい説明を、もし下さるなら、私に教えてくだへーと思うわけでありました」
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「中島みゆきが5夜連続でDJを担当した特別番組。「手紙を出して下さい」をシリーズテーマにリスナーから寄せられた手紙を紹介していく構成。第5夜のテーマは「自分宛の手紙」
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