Tr. |
Title |
Time |
14 |
◆ |
中学校の友達 |
02:00 |
所
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「(子供の頃は)やっぱり友達なんか...仲間に入れないで。うん、判るな」
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中島
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「ちょっと、言う前から(笑)」
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所
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「いや、判る。皆が何かやってる時に、“私はそんな事できないワ”って、ひとり寂しくなっちゃって。ね。それで、体操なんかも出来ないで」
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中島
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「あ、体操は鈍かった!胸張って言える」
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所
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「そんなダメだったんですか?」
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中島
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「ダメでした」
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所
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「跳び箱なんかも全然できず」
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中島
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「ダメでした。一番最後まで残って、放課後までやって、“みゆきちゃん、明日またやってみようね”って言われる組だった」
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所
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「そういうのが、何か、悲しく..。あ、判るな」
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中島
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「でも、それ中学校の時、解消されたけどね」
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所
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「えっ、何で?」
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中島
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「中学校に入った時に、いつも、ホラ、女の子のよくいる“便所フレンド”っていうのがあるでしょ?何処にでもついて歩く。そういう子がねえ、ものすごいスポーツの得意な子だったの。で、私、クラブなんか、そういうもん。最初、私、地学クラブっていうの入っててね。化石掘りとかやってたわけ。暗かったでしょ?」
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所
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「まあー。化石を掘ってた?」
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中島
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「そう、北海道で化石掘ってたのよ」
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所
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「マンモスのとかね」
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中島
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「マンモスで悪かったわね。アンモナイトとかね。まあ、同じようなもんだけど。そしたら、“そういうもんやってちゃ君はいつまでたってもスポーツできない”と、“私と一緒にスポーツやりましょう”って言うんで、もう徹底的にスポーツ、その子に引っ張って歩かれて」
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所
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「連れション仲間が?」
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中島
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「そうそう」
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所
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「なるほど。じゃあ、先ずは便座かなんかから、“一段”なんて、やり始めたんだ。ね、跳び箱になったら」
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中島
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「コーチしてくれるわけ。その子が。で、できるようになっちゃった」
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所
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「できるようになっちゃった?」
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中島
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「うん」
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所
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「ああ、やっぱねえ、何でもできるんですよ。やれば」
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中島
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「友達の影響って大きいね」
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所
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「ああ、なるほどね」
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中島
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「うん」
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