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Title |
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17 |
◆ |
恋愛と歌 |
02:44 |
大江
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「何か日常のドラマチックなこと..僕なんかも、結構、ドラマチックには過してるんですけどね。それを直接、詞には..」
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中島
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「千里さんの歌はドラマチックよ、でも(笑)」
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大江
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「いや。そこまで返ってくるのに、たぶん相当時間がかかってんじゃないかと思うもんね。..どうですか。みゆきさん?」
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中島
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「わたし?」
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大江
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「この前の恋愛がすぐ歌に、なんてことは?」
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中島
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「あ、私は、それは無い。うん。わりとそう思われてるかもしれないけれども、歌が..いや、そん時の恋愛状態がすぐ歌っていうのは無いな。逆に避ける。ていうのは、何て言うかな..」
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大江
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「いい恋している時は、むしろ、失恋の曲書いてみたりとか?」
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中島
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「その直接の相手とは関係ない歌というかね、あの..」
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大江
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「シチュエーション、ディテールを変えたり?」
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中島
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「その辺、材料的に付き合うのって嫌なのね」
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大江
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「でも、どっかでそういう、何か、俯瞰で自分たちを見ているようなとこってないですか?」
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中島
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「そりゃあ、いつか思い出すかもしれないけれどもね、そういうこと。でも、その時にね、あのー..“あっ、今、私とこの人の間がこうだから、結構、この角度から見ると、いいじゃん、いいじゃん、詞にしよう”とか、そういうこと考えてたら自分てすごく“嫌だなぁ”って思うんで、もう今は、この事だけで、のめり込みたいっていうのがあるから、あのー、すぐ歌には出ないな。出さないようにしちゃうね、自分で...」
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大江
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「僕、結構ね、見ちゃいますね。“こっちの角度ー。ここで手まわしたろかー”みたいな(笑)」
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中島
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「ハハハハ」
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大江
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「失礼しました。...“もうエエ曲書くためやったら何でも”みたいなとこ、結構、私ありますね」
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中島
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「だから、精神的に..何て言うの、パワーっていうか。精神的体力って変な表現だけど。エネルギーが..」
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大江
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「精神的な筋肉ね」
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中島
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「筋肉があるからでしょう、それは。たぶん。他の事まで考えてられないつーのが、私のわりとパターンだから。うん」
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大江
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「のめり込んで?」
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中島
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「うん。もう..今、会ってるんだったら、その事でもう、ちょっと歌の事はあっち置いとこうみたいになっちゃう方だからね。で、“クソッ、振られたわ”ていう、しばらくしてから、“でも、あん時はねえ、良かったのよー”ていう歌、しばらくしてから出てきたりとかね。“あの頃は、うまくいってたのに、何で、こうなっちゃったのかな”とかね」
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