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Title |
Time |
08 |
◆ |
自由劇場「ラブ・ミー・テンダー」 |
01:52 |
アガタ
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「舞台と言えば、昨年は自由劇場で串田さんと一緒に『ラブ・ミー・テンダー』という作品を手掛けられたんですね。これはもう、原案から音楽も担当なさったんですね」
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中島
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「はい。『ラブ・ミー・テンダー』は、新しい自由劇場の芝居で。私だけじゃなく、もう何人か他のミュージシャンの方、それぞれ入ってね。いくつかの曲を集めて、ストーリーをたくさん繋げていって全体を作るっていう。短篇集..ショートストーリー集みたいなの。で、テーマは一つっていう芝居だったんですよね。その中の一つのコーナーみたいな所をやったんですけれども。この『ラブ・ミー・テンダー』をやった時は、私の夜会をやるのと同じステージだったんです」
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アガタ
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「あっ、そうですか」
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中島
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「はい。シアターコクーンでやったんですけれどもね。で、それでも、やっぱり、コンサートホールとしては小さいホールですね。あそこも..近いんですけれども。やっぱり、夜会の時も『ラブ・ミー・テンダー』の時もそうでしたけれども。その近さっていうのがね...切り離されない気持ちって、やっぱり、出てきますね。普通のコンサートよりも、もっともっとね。自分のことかもしれないし、この今目の前にいるお客さんっていうより、その人がしゃべってるのかもしれないみたいな気持ちになってくることがあるのね」
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アガタ
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「そうしますと。一人の人間の中には二つの役があるかもしれないってことなんですか」
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中島
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「そんなもんなんです。ホラ、自分で何かしてても、その自分を見てる自分がいるような時ってあるでしょ?こう何かキャッ、キャッとやってても、これで良いのかなってふと思ったりする自分とか。そんな風なね。一人の人間の中に二人がいるような気分になりますね。狭いホールって」
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