| Tr. |
Title |
Time |
| 06 |
◆ |
コンサートツアーを続ける理由 |
02:16 |
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木場
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「ツアーというのは。やっぱり、中島さんにとっては、例えば、レコードをリリースするのとは、また別の意味で、どういう風に捉えてらっしゃるのでしょう？」
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中島
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「ナマで、コンサートの会場で唄うことによってね。それは、完成品のつもりでは持って行くんですけれども。その場で、その受け手、聴き手との間で、微妙にまた新しい生き物になって生まれかわるんですよね。作品というのは。で、そのやり取りの中で、さらに何かを見つけていきたい。というかね」
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木場
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「やっぱり、ツアーの音も一つ一つ変わっていったりとか。また自分で新しい発見があったりとか。そういうのもあるんでしょ？」
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中島
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「そうですね。よくコンサートとか芝居とかはね、“何で続けてるんですか？”っていうのは、カーテンが降りた時の拍手が忘れられないって仰る方いらっしゃいますけど、私の場合違うんですよ。緞帳が降りた瞬間の後悔が忘れられないんですよ」
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木場
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「後悔が!?（笑）」
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中島
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「毎回、降りたとき後悔してるんですよ。“あーっ、そこがまた間違った！”とかね。“お客さん違うの。これで全部じゃないの”“もっと次、もうちょっとうまくやるからね”みたいなね。その後悔が、次のコンサートへと私を走らせるんですね」
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