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Title |
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16 |
◆ |
ジュディ・オングと坂本九 |
02:13 |
大伴
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「こういう時代だからこそ『時代』っていう曲がね。すごく意味が、また違った意味で強くなってくると思うんですけど。ここでショッキングなのは、イントロのナレーションですね。今は亡き、坂本九さんと、それから、ジュディ・オングさんの...」
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中島
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「ジュディさんは生きてますけどね(笑)」
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大伴
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「ええ。すいません。ジュディさんは御健在です。ジュディさんのナレーションが入ってくるんですが。これは、世界歌謡祭の..」
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中島
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「ファイナルのライブそのままです。テープが残ってたんですね」
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大伴
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「音質的には。これはレコードのイントロに使うっていうのは、ものすごく難しいことじゃないんですか?」
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中島
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「ハッキリ言って、音質の差はありますね。だから、音圧感だけは戻しましたけど。ただ、これを、何かいろんな細工を使ってね。美しく、今様にしようと思えばいくらでも出来るんですよ。テストでやってみましたけど。それは違うと思うんで、極力、音圧感だけは、むしろライブに近くなるようにしつつ、当時のままで使いました。私は、ここの、お二人のナレーションが..ちゃんと、あちらさんにも了解をいただいて、使わせてもらうことにしたんですけれども。『時代』で世界歌謡祭に出た時のね。九さんとジュディさんに、お礼というものをしてないんですよ。私。何か、ダーッと、どさくさ紛れで来ててね。で、ここへ来て、あの時の『時代』からどうなったというよりも、あれからいろいろ生きてきて、“いま私は、こういう風に『時代』を唄えるという私でいます”というね。いまの私からの彼らへのサンキューっていう思いを込めて、言葉をね、彼らに返したかったんですね。九さんは亡くなってしまいましたけれども」
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大伴
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「そうですねえ。まあ、それと、その時の記憶もさることながら。その時に自分が耳にした、九さんの、それから、ジュディさんの声の音ですね。これにこだわってらっしゃるというのは、すごく感心しましたけどね。やっぱりミュージシャンだなぁって気がしますが」
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中島
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「えへへ。そうんなんでしょうかね」
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