Tr. |
Title |
Time |
09 |
◆ |
性別のない歌 |
02:10 |
小林
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「それじゃあ、アルバム『時代』の中から、また音楽を聴いてみたいと思うんですが。これは、工藤静香さんが唄った...」
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中島
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「はい。もともとは唄ってくださいました。で、アレンジは後藤次利さんだったんですけど、今回は瀬尾一三さんに代わりまして、ロサンゼルスにミュージシャンを、いろいろと頼みまして..」
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小林
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「今回のやつは、日米合作みたいな音作りがなされて..」
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中島
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「そうですね。ほとんど全曲、日米合作になりましたね」
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小林
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「米側の人たちは、どういう風な感情を示してましたか?あなたの作品..」
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中島
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「あのー、不思議だと思うって言われたのは。私もビックリしたポイントはですね。“あなたの歌には性別の無い歌が多い”と。で、“アメリカ、ヨーロッパの場合、女の人は女の気持ちを歌うのが常識であって、女が僕という歌は唄わない”って言うんですね。で、“中性的な、男でも女でも、どっちでも取れる歌というのもちょっと珍しい”と。で、“あなたの歌には、歌詞として僕という唄い方をしてる歌詞もあるし、男でも女でも取れるというな歌詞も多い”と。これは不思議な人だっていう風に言われまして。私の方は、“あら、そうですか。不思議ですね”って、ビックリしましたけどね」
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小林
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「やけくそになって、“説明できないよー!”みたいな。だけど、時代をナレーションするっていうか。時代を語り部..語り部としての役割を考えるとね。性っていうのは、男が聴いても女が聴いても自分達が投入できるっていうことだから」
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中島
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「そうですね。もちろん、自分が女だっていうことは否定しようとも思わないし。それを逆手に取って優位に立つっていうことも、特に目指してはいないですけれども。男でも女でも、もともとの所は人間なんだっていうことね。もっと遡れば、生き物なんだっていうことの方へ意識を持っていきたいというのがありますんでね」
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