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07 |
◆ |
みゆきの酒は鍋島飲み |
01:28 |
藤田
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「北海道と言えば海産物。ウニ、イクラ。そして、お魚関係。そして、酒。これ如何でしょうか?」
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中島
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「酒って。魚の方からいきなり酒に行きました?」
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藤田
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「ええ」
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中島
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「酒はね。私、そんなに量飲まないですけどね」
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藤田
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「そうですか?何か、日本酒を片手でクイクイって、冷酒、ガンガン行きそうな」
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中島
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「私の場合は、つまみっ食いだし、どっちかって言うと、“鍋島飲み”ってやつ..」
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藤田
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「何ですか?“鍋島飲み”っていうのは?」
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中島
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「話は長くなります」
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藤田
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「どうぞ。どうぞ」
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中島
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「昔、昔。鍋島藩という所に、お殿さまがおいででござ...長いよ。だから、その話が、だからね。鍋島藩の化け猫騒動つー話があるわけですよ」
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藤田
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「はい。はい」
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中島
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「その人間に化けた化け猫が、夜中に行灯の油を、チョロリ、ペロリ、チョロリ、ペロリと、そんぐらいのスピードで、お酒を、チョロリ、ペロリ...いつまで経っても手に酒は持ってるから、この人は、一体、どんだけ飲んで、飲み続けてるんだろうと思うけど、チョロリ、ペロリだから、減っちゃいないんだわ。これ鍋島飲み」
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藤田
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「あっ。じゃあ、私もそれです」
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中島
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「そうですか?」
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藤田
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「ええ。これから、そういう風に呼ぼう」
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中島
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「二人で鍋島を」
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