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60 |
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前作の後悔から次の作品へ(B.G.M.『風の姿』) |
01:53 |
鈴木
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「先ほど、もう、このアルバムは出来る前から曲順も全て決まっていたという話を伺ったんですけども。実際に出来上がってみて、思い描いていたものとの印象は、どうですか?」
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中島
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「私ね。大体、アルバム作って。作り終わって。そのテープが工場入って、工場スタートしましたって聞いた途端に機嫌が悪くなるのね(笑)」
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鈴木
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「本当に?」
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中島
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「何か、まだやることあったんじゃないか。まだやることあったんじゃないかって。途中で止めちゃったような。何か、気になっちゃうの」
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鈴木
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「ふ〜ん」
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中島
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「で、まだやることいっぱいあったのにと思って、次のアルバムの準備に取りかかっちゃうのかなぁ」
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鈴木
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「へぇ〜。それはサイクルになって、決まっているのかしら?」
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中島
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「うん。コンサートなんかもそうなんだけれども。よくね。コンサート終わって緞帳が降りた瞬間のあの拍手が忘れられなくてもう一度行くって方、いらっしゃるんですけど。私の場合は緞帳が終わって後悔に苛まれてもう一度上がらざるをえないっていうかね。緞帳が降りた瞬間にああ、もっと、あそこはああするんだったとか、こんなはずじゃなかったのにとかいう思いが込み上げちゃって。“もう一回やれば、もうちょっと上手くできるかもしれませんから”って、思っちゃうのね」
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鈴木
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「じゃあ、過去にもうホントに何枚もアルバム、シングル、ビデオいろいろリリースされてますけど..」
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中島
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「その都度、“すいません。もう一枚出したらもっと良いのできると思いますから”と思ってるの」
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鈴木
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「自分の中で、よーし。これは100パーセント、100点満点つけちゃおうっていのうのは、未だ無い..」
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中島
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「まだ無いのね。で、まだ続けてるのね。“よし100点だ!”と思ったら、止めれるのかな。“れる”も何も止めるのかもしれないけど」
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