Tr. |
Title |
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38 |
◆ |
素人の無茶な注文に応えるスタッフ |
02:05 |
中島
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「で、(「夜会」の)内容は、いまリハーサルしながら、どんどん変わりますので、わかったもんじゃございません。私、根っからのそういう舞台作家とかではないので、スタッフが苦労してるんですけど。やれること、やれないこと、織り交ぜて言っちゃうんですよ。こんな風なのやりたいってのを。で、それを実現できるかどうかってんで、スタッフが頭ひねりまくってやってますんでね。まぁ、スタッフは面白がってくれてますけど。“こんなん、普通、言わんぞ”みたいなね(笑)」
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鈴木
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「でも、わからないけど、取りあえず言ってみることから始まって、普通、ステージの上では出来ないようなね、極限ぎりぎりの面白いものがね、登場するんじゃないかなぁと」
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中島
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「そうですね。私、それが舞台で出来ないみたいなこと夢にも思わなくって、3回目の時だったかなぁ、“客席の上から静かに音もなく本当の雪降る”って台本に書いたんですよ。たら、スタッフが、“普通、舞台を知ってる人、こんなアホなこと書かんぞ。...雪を降らせる機械というのは、ものすごいモーターの音がするんだぞ。お前、知ってるのか?。...音もなく静かに、しかも、客席に降るってのは、どうするんだ”って。“客席の上は、ただの天井だぞ”みたいなですね。“あっ、知らなかったー”というような事態が、ままあるんですね。あと、ステージの上にミュージシャンが乗ってると、ちょっとイメージ違うから、ステージの下に居て欲しいって、簡単なことだと思ったんですけど。ステージの下というのは、いろんな機械が入ってたんですね。“じゃあ、退けて”って言ったら、“バカタレ。そんなものどうやって退ける”─“でも、退けて”みたいなこととかですね。いろんな、内実を知らないがゆえに無茶苦茶なことを言い出してやってもらってんのが面白いです」
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鈴木
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「たぶん、スタッフサイドとしても、次に何言い出すかって、それも泣きながらちょっと楽しみにしてるかもしれないですね」
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中島
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「ハハハハハ..」
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