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Title |
Time |
19 |
◆ |
独身者と既婚者 |
02:48 |
松任谷
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「みゆき嬢は。あなたは結婚に漕ぎ着けそうになったことっていうのは一度もないの?」
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中島
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「漕ぎ着けそう?」
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松任谷
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「ていうか、“この人とは結婚しよう”っていう。昔でもいいんだけど。大昔でも」
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中島
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「無いな。無いんだな、これが」
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松任谷
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「一度も考えなかったの?」
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中島
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「うん。“結婚してくれないか?”と言われたことはあるんだけど、そん時は、全く結婚とか頭に意識無かったのね。まるで、お子供ちゃんだった時代ね。で、それから先になると..」
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松任谷
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「いくつぐらい?」
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中島
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「まだ10代だよ。でもって、“え〜!結婚?いつの話?”みたいな感じですっ飛ばしきっちゃって終わって。で、そっから先になったら、もう“中島さんって仕事をやることの方が好きな人のようだから”みたいに周りから見られるようになっちゃったしさ」
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松任谷
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「私なんかね。10何年前に、みゆきさんと会ってる時には、確かにさ、正直言って結婚してるってことの優越感っていうのがあったわけ。正直に言うと」
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中島
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「ふむふむ」
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松任谷
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「でもね。ここまで独身貫いていると、あんたが偉いよ。やっぱり。スゴい。正直だしパワーがあるんだと思うな。いや、別に嘘で固めた結婚生活ってわけじゃないんですよ。結婚生活っていうのはさ、続けていくために、それなりのね、方便っていうこともあるしさ」
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中島
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「でも、いろんな結婚している人の姿あると思うけどさ。おたくの場合なんかだとさ、やっぱり、根が正直な人だと思うから、好きじゃなかったらいらんないと思う」
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松任谷
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「まあ、そうね」
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中島
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「こんだけ好きでいられるパワーっていうのは、私は尊敬するよ、スゴく。好きでいられないのにねえ、都合でいられる人じゃないから。君は」
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松任谷
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「ああ、なるほどねぇ。お姉様!」
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中島
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「お姉様は、そちらでしょうが!」
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松任谷
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「あっ、何言ってんのよ。2 YEAR YOUNGER THAN YOU よ(笑)」
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中島
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「あ、でも、業界のお姉様はそちらよ(笑)」
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松任谷
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「そっか、デビューはちょっとこっちの方が早いんですね」
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中島
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「この業界は、デビューの年の差でもって。何年デビューでもって楽屋の席決まるんだから」
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松任谷
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「あっ、ずるいな。それで、何か...若ぶっちゃって!!」
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中島
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「奥の席差し上げるから。鏡の前差し上げるから」
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松任谷
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「まあ、どこでもいいわー!」
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