Tr. |
Title |
Time |
10 |
◆ |
ポプコン |
01:39 |
小林
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「でも、なぜお嬢様が音楽の方を。まだ、その当時だと不良っていうイメージですよね?音楽の方やるって」
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林
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「そうかい?何でだよ。ロックやりゃあ別だけどさ」
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中島
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「その頃だと、ギター持ってりゃ学生運動かって思われがちな頃だったですけどもね。歌手になったきっかけっていうと、某、あれですよ、コンテストですよ」
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小林
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「ポップコーン」
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中島
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「ポプコンですよ。あれに出たんですよ。あれね、私、学生の時からね、バイトいろいろやったけれども、いろんなコンテストに出んのが、結果的には交通費とか弁当代とかいろいろもらえるでしょ?上手くすれば賞金もらえば、これは割の良いバイトだなと思って、いくつかやってた中でですね、いちばん払いが良かったのがね、あのポプコンの会社だったんですよ」
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小林
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「ああ、そうですか?」
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中島
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「何だかんだ言いながら、なかなか交通費“今度、来たときね”とか言いながら、なかなか出ないんですよ。で、弁当もね、あんまり中身が良くないのが多いんですけど、そのポプコンの弁当は良かったし、交通費もその場でくれたんですよ。だから、車乗らないで、電車乗らないで、歩いて帰りゃあ、それソックリ入りましたからね」
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小林
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「ちょっと1曲唄えや」
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中島
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「ええ。良いコンテストだわーと思って応募したら受かっちゃったんですよ」
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小林
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「トントントーンとつま恋本選会でグランプリ?」
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中島
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「いや、そん時は落ちたんです。1回目は」
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小林
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「あ、1回目落ちたんですか?」
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中島
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「そうです。はい」
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小林
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「それは、あまり有名じゃない話ですよね?」
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中島
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「ええ。2回目の方です。グランプリとったのは。すいません」
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小林
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「中島みゆきさんを落したんだ。一度は」
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中島
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「ハハハハハ」
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小林
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「ちなみに、私は24回ポプコン、一応、出させて..だから、後輩にあたるんです、私」
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林
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「それ自慢にして。ずーっといま、そればっかり言ってるんだ。みゆきさんがグランプリをとったポプコンに出たと」
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中島
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「ワァオー!。弁当良いですよね?」
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小林
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「弁当は...そんなに良くなかった。だから、不景気になった時代だったのかな。私の頃は」
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中島
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「ありゃ?そうだったんですか?応募者多くなりすぎたんじゃないですか。その頃もう」
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小林
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「そうですね」
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