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Title |
Time |
07 |
◆ |
小林幸子の『幸せ』 |
02:25 |
坂上
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「小林幸子さんの曲を作るということで最初に浮かんだイメージは、中島みゆきさんは、どんなイメージだったんですか?」
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中島
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「イメージですか?」
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坂上
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「はい」
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中島
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「私、お話いただいた時にね、たくさん写真をいただいたんですよ」
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坂上
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「写真?」
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中島
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「写真くださいって。いや、私、マニアなんです(笑)。....」
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小林
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「写真?」
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中島
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「写真を見たいんですけどって。曲ももちろんですけれども、写真くださいって言ってザーッと見せていただいたらですね、お洋服、ドレスのキレイな写真があったんですよ」
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小林
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「ええ、ええ」
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中島
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「スラリ〜と、風に吹かれたようなお洋服姿のがあってね」
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小林
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「どれだろう?」
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中島
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「キレイ...」
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小林
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「イヒヒヒヒ」
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中島
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「『キレイ』って曲にしようかと思ったぐらいでね(笑)。もう、そこからですよ、はい」
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小林
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「もしかしたら『キレイ』って曲に?」
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中島
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「『キレイ』って曲にしたかったんです、私」
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小林
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「あっ、何だ、もしかしたらその時に『キレイ』って曲にしたら、今は、小林幸子の新曲は中島みゆきさん作詞、作曲の『キレイ』っていう歌だったわけですね?本当は」
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中島
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「ですね。ハイ」
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小林
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「それがまた、止めたんですね」
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中島
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「ええ、そういうわけですね、ハイ(笑)。で、キレイの気持ちで曲を書いてですね、さぁ、タイトル最終決定と思ったときに、“良いお名前ねぇ。やっぱり良いお名前よねぇ”と思って、名前の一字をいただけ...何か、娘が産まれ..曲って私にとっては子供なのね。そうすると、ほら、よく子供の名前付ける時、お父っつぁんの名前から一字、お母さんの名前から一字って付けるでしょ?そうすると、やっぱり、一字いただけないかしらって。親の名前を一字もらってという感じでですね」
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小林
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「はぁ〜」
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坂上
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「それで、小林幸子さんの“幸”で『幸せ』」
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小林
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「で、みゆきさんとね、曲の打ち合わせをした時に、みゆきさんから聞かれたんですよね、“幸子さん、本名は?”って言うんで、私は、“芸名も本名も幸子。同じ幸せの子”っていう風にお話をしたんですね。で、それで結局、私、いただいた時には『幸せ』、あっ、こういった伏線っていうか、えっ!..ドキッとしました」
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坂上
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「ホントは『キレイ』だったのが、“幸”、『幸せ』になった。ご不満なんですか?先ほど..」
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小林
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「とんでもございません」
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坂上
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「先ほど“何で、『キレイ』にならなかったんだ”って、チラッと仰ってたような気が」
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小林
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「自分の名前の一文字が入ってる歌なんて、こんなに幸せなことってないですもん」
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