中島みゆき研究所 Miyuki Nakajima Lab
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2023/02/27 更新
中島みゆき〜歌・言葉・時代
放送局 NHK-FM 提 供
放送日 2000年11月23日(木)
時 間 15:00-18:00(16:20-18:00/1:36:55)
司 会 田家秀樹 出 演 中島みゆき
:楽曲  :トーク  :MCほか  :CM  :不明 
Tr. Title Time
59 「夜会VOL.11 ウィンター・ガーデン」〜テーマは「転生」 03:17
中島   「私は、今回、詩を使って探したかったことはねえ。もう、ホントに私がデビューの時からやってることと同じなんですけど。“転生”なんです」
 
田家   「転生?」
 
中島   「生まれかわり」
 
田家   「ああ」
 
中島   「生まれかわった時にね。憶えてないでしょ。前の事。どうして憶えてないのかしらって。それを詩で追いかけたかったんです。今回」
 
田家   「はぁー」
 
中島   「で、私としてはストーリーは、ハッピーエンドのつもりで書いてますの。でもね。一般的に期待されるというか、ありがちな、あっちの恋人同士とこっちの恋人同士がうまくまとまって。あっちも結婚式、こっちも結婚式になったりとか。みんな、お仕事がうまくいって。みんな大金持ちになって。輪になって手つないで、ランラ、ランラ、ランで終るっていうハッピーエンドは、無いです。このストーリーの中で。でも、そういう場面は無いけど、私としてはハッピーエンドのつもりで書いてるのね。ハッピーエンドっていうのもいろいろあって良いと思うんです。で、とても、そうは見えないと思う方もあるかもしれない。それは、それで良いんです。でも、私は、そういうつもりで書いてて。転生した時に憶えてないっていうのは、良い事かもしれないっていう風に、私は思うわけです」
 
田家   「それは、僕らは何処から来て、何処に行くのだろうかというような...」
 
中島   「『時代』の時から言ってるんですけどね。“生まれかわる”って」
 
田家   「ええ。そうですね」
 
中島   「まだ言ってるんですよ。私。まーだ、ずっと。きっと、ずっと最後まで考えてんのね。ほんでもって、次に生まれて来た時に、“ああ、忘れちゃったわー”って思うんでしょうね」
 
田家   「そういう意味での。やっぱり、ここから始まるという再開なんですかね?」
 
中島   「????」
 
田家   「夜会の....第2章という風に言っていいのか判りませんけど。10年間終ったものが....終って、またもう一回始める時に、そのテーマになったっていうことが...」
 
中島   「『海嘯』の中にもあったのよ。」
 
田家   「ああ。ありましたね。はい。ずっと続いてるわけですね(笑)」
 
中島   「繋がってるの。舞台だけだと、ちょっと判りづらい所がいろいろあったんだけれども。それを...皆さんが、必ずお読みくださるというもんでもないんで、不親切なんですけれども。長編詩という形で本にしてたんです。あれが、まあ、次が詩ですよっという予告編だったんですけれども」
 
田家   「すいません。そこまで読んでませんでした」
 
中島   「前もって言わないので、不親切なんですけれども。あれが、予告編だった。次が詩です。で、あの中で、一番最後で主人公が生まれかわってるんです」
 
田家   「ああ。帰って読みます」
 
中島   「読んでみてください」
 

中島みゆきのニューアルバム『短篇集』を特集する特別番組。「言葉と音楽」をキーワードに、前半は中島みゆきを含め70年代以降に登場したアーティストたちの曲を紹介しながら日本のポップスの変遷をたどり、後半は中島みゆきをゲストに迎え、ニューアルバム『短篇集』「夜会VOL.11 ウィンター・ガーデン」などについて音楽評論家の田家秀樹が聞いた。

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