Tr. |
Title |
Time |
61 |
◆ |
若い人の言葉 |
01:48 |
田家
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「そういう意味でてすね。その最近の若い人の言葉、まあ、歌の言葉ってこととは離れちゃうんですけども。感じられることはありますか?」
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中島
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「うん。面白い言葉をどんどん作ってるから、“あっ、これって言えるかもしれない”って。正しい言葉とは違うかもしれないけれど、実によく言い当ててるなというのは、“うん、こういうのを口語って言うんだろうな”っていうのはたくさん、参考になります。その方が実にリアルに気持ちはわかるっていうことがいっぱいあると思います」
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田家
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「ええ」
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中島
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「それと、また同時に、耳で憶えちゃってる機会が多いと思うんですよね。耳で憶えてて、実際、書こうとしたり、難しい単語を使おうとした時に、目で憶えてなくて不便してる部分も多いんじゃないかなぁーと、つくづく思うときありますね」
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田家
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「ああ。そんなに、偉い方が“今の日本語は乱れてる”とか、“最近の若者の言葉はなってない”みたいな風には思われないんですか?」
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中島
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「“言葉が乱れてる。これはいけない”というご注意ってさ、遡ると平安時代の人たちも言ってるんのね、同じこと。江戸時代の人たちも。“最近の若者の言葉は”っていっつも言ってんのね。だから言葉って、いっつも、いっつも崩れて変わるもんなんでしょう、きっと」
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田家
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「なるほどねぇ」
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中島
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「ね。どの時代の人もみんな言ってんの。“最近の若いもんは”って言うの。でも、自分も若い時、言われてたのよ」
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田家
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「そうですね。...それも一つの宿題かもしれないということでですね...」
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中島
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「だから、面白いですね」
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田家
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「はい」
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