2年ぶりのコンサートツアー。ツアータイトルは「縁会(えんかい)」。中島みゆきが常々「夜会」に対してコンサートツアーは「宴会」と呼んでいたことにちなんだもの。MCでは、飲食ができると誤解されるのを避けるため「縁会」と表記したと説明。
休憩をはさんで第1幕と第2幕の2部構成。第1幕は「昼」、第2幕は「夜」をイメージした大人の雰囲気になっている。
舞台セットは、建築中のビルのような鉄骨むき出しの構造物が複数、天井近くまでそびえ立ち、その屋上、それぞれ高さの違うステージにミュージシャンたちが配置されている。2011年3月11日に発生した東日本大震災による津波で破壊された建物か? あるいは、復興していく街をイメージしたものか?
ミュージシャンは、バンマスの小林信吾らお馴染みのメンバーに加え、バイオリンの石橋尚子が初参加している。
演奏曲は、2012年10月24日発売の最新アルバム『常夜灯』収録曲を中心に、コンサートでは1985年の「のぅさんきゅう」以来、27年ぶりとなる『世情』、前回のツアーでも21年ぶりの歌唱が話題となった『時代』、初期の名曲『化粧』など、“オールドファン”には懐かしいナンバー、そして、『空と君のあいだに』『地上の星』などミリオン・セラー曲など、新旧とりまぜバラエティに富んだ選曲になっている。
コンサートツアーでは恒例となっている「おたよりコーナー」は、今回は特にコーナーとしては設けず、MCの合間に紹介していくスタイルに。
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