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08 |
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研ナオコに楽曲提供〜田辺社長の前で『LA-LA-LA』を唄う |
03:06 |
坂崎
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「みゆきさん、その頃、ナオコさんとは直接お会いしたりして..」
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中島
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「はい。お会いして」
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坂崎
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「じゃあ社長ともお会いして」
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中島
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「いちばん最初はね、ナオコさんよりも社長なんですよ」
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坂崎
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「え!そうなんですか?」
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中島
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「そうなんです。社長の前で唄わされて(笑)」
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坂崎
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「え!ホントに?会議室とかでですか?」
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中島
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「そうなんですよ」
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坂崎
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「それ失礼ですねぇ」
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中島
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「目の前で、ラジカセ、デーンと置いて、どうぞ..」
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坂崎
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「何の歌?『窓ガラス』?」
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中島
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「いちばん最初は『LA-LA-LA』。...で、その場で唄って、“はい、お疲れさんでした。じゃあレコーディングすることにしましょう”─“何て話の早い社長だろう”」
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坂崎
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「話は早かったんだ。ただ、その方法はちょっと失礼ですよね(笑)。“デモテープを録ってきてくれ”って言うならわかるけど、“目の前で唄ってくれ”ってスゴイですね」
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中島
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「スゴイですねぇ。手っ取り早い人でしたね。じゃあ、“いまここでどうぞ”って感じで」
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坂崎
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「へぇ〜。でも、それで一発で気に入っていただいて。そん時に、みゆきさんはまだ『時代』出してすぐの頃ですか?」
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中島
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「すぐです」
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坂崎
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「人に曲とか、まだ、そんなに書いてない頃ですか?」
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中島
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「あれ?『LA-LA-LA』が最初だと思いますよ」
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坂崎
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「ですね。『LA-LA-LA』ですね」
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中島
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「他の人に書くなんて仕事があるってことは、うちの事務所も考えてなかったし、私も想像してなかったところへ..えーと、私の当時マネージメントしててくれた人が、何だか、親しい親しいっていう伝手で、いきなり社長さんに、“さぁ、いってみましょうー!”みたいな」
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坂崎
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「“あのスパイダースの?”みたいな感じですよね?」
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中島
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「はい。..“うぇぇ〜。コワイよ〜。コワイよ〜”(笑)。“後ろで眼光鋭く座ってたあの人でしょう?”みたいな感じがあって」
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坂崎
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「あ、そうだったんですか。じゃあ、ある意味で、人に曲を書くきっかけになったのは...」
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中島
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「“書いてみたら”って言われたから、書いたって感じです」
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坂崎
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「じゃあ『LA-LA-LA』は?」
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中島
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「自分で唄うぐらいのつもりで持ってて..完璧に仕上げてはいなかったと思う、たぶん。それで、自分で唄うのもいいけれども、人に唄ってもらうっていうんだったら“何か渡せるのないの?”みたいな話になって。で、当時、私は路線としては、まぁ、あんなも、こんなも書いてはいても、それだとどういう人か、わかんないでしょ?出たばっかりだから。で、イメージとしては、斜め上45度からちょっと斜め下の..スッタモンダの歌の路線の中島さんだったんで、『LA-LA-LA』はちょっと出しづらかったんですよ。弾けちゃいますんでね。“こんなんだったら、まぁ、私は当分唄わないと思いますから如何でしょう?”って唄ったのが『LA-LA-LA』」
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坂崎
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「へぇ〜、そうだったんだ。意外ですね....」
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