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放送局
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ニッポン放送 [AM1242KHz]
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放送日
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1984年4月9日(月)
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司 会
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中島みゆき
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時 間
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25:00-27:00(1:27:29)
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出 演
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-
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制 作
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【構】新居
【演】土屋
【音】柳
【補】菅原
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提 供
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【OP】セイコー・グローイングアップ・スクール/ブルボン/ポッカコーポレーション/キャニオンレコード/学研/BVDフジボウ/白泉社/日本ゴム/東京写真専門学校/ブリヂストンサイクル/サッポロ一番/東宝東和 
【ED】セイコー・グローイングアップ・スクール/ブルボン/ポッカコーポレーション/キャニオンレコード/東芝EMI/日本ヘラルド映画/KKベストセラーズ/松竹/角川書店グループ/モード学園
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▽▼:企画名 
◆:投稿 
●:MC 
♪:楽曲 
□:CM 
★☆◎:懸賞 
※:不明(欠落) 
[有名]:有名希望 
[e]:エコー希望 
 
| Tr. | 
Title | 
Time | 
 
| 04 | 
● | 
ニッポン放送の地下レストラン | 
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中島
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「そんで、私はですね。...着いて直ぐか。 
ニッポン放送の地下にね。レストランがあるんですよ。 
そこへ、直ぐ入ってね。.. 
 
腹へった。何せ、ご飯食べてないんだから。私は! 
 
もう、“お腹が空いたよ〜!”って感じで、 
“レストランがあるから、とにかく行こう”。ってんで、 
行きましたらですね。 
 
“閉店です” 
 
もう、無下に断る。 
 
“あたし、これから、ニッポン放送の、オールナイトの、やる...” 
 
“閉店です!” 
 
“あのー、食べてないの。コンサートで...” 
 
“閉店です!” 
 
マネージャーが、もう、足にすがって、拝み倒してですね。 
 
だってさ。10時まで開いてるって言ったのにさ。9時半だったんだもん。 
でも、“ラストオーダーだから、閉店です!”って感じで。 
 
“いや、何とか、そこはひとつ”って。 
まあ、席に、一応、着きましてですね。 
 
息切らして、“良かったね。何とか、潜り込めたねえ”。って感じで。 
“品のない客だね”って感じで。もう、何とか、潜り込んだんですけどね。 
 
入って、間違ったんだね。店の選択をね。 
 
あたし、ご飯を食べたかったの。 
 
入って、メニュー見て、ハッと気がついたらさ。 
ビアホールなのね。あれ、ハッキリ言って」 
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新居
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「あれ、飲む所だよ」 
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中島
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「あっ、そうだったの。 
いま、ラスカルに聞いて、やっぱり、そうだったのかと思ったのはね。 
飲む所なんだ。あれ。 
 
いや。やたら、ビールとか、随分、出回ってるなと思ったの。 
周りのテーブルに。 
 
でさ、メニュー見ると、ビールのつまみみたいなもんしか無いんだよね。 
 
砂肝の炒めたのとか、銀杏の..唐揚げ。銀杏の唐揚げ?..炒めたのとかさ。 
もう、キノコの炒めたのとかさ。 
 
“ご飯は...ご飯は?” 
 
“スパゲティならありますけど”みたいな感じでさ。 
 
で、まあ、一応、そのつまみを片っ端から食ってきたわけでございますけれども。 
 
で、仕事ですからね。さすがに、私も、ビールは飲めませんから。 
ビールなしで、つまみだけ食べるのって、凄く、盛上がったわけでございますけれどもね。 
 
そうこうして、食べてるうちにですね。10時になったんでございますね。 
 
あたし、食べるの遅いから、10時までに、なかなか食べ終わんないわけでございますね。 
すると、『蛍の光』が、かかるんでございますね。 
 
他の客は、だいたい、、『蛍の光』のイントロぐらいでもってさ。 
 
♪タ〜ラ〜... “おお、閉店だ”で、立つんですけど。 
うちは、全然、立たないんですね(笑)。 
 
うちの一行だけは。なんせ、ご飯食べてませんからね。 
 
平然と食べると...♪ホ〜タ〜ルの〜 
もう、3まわりなんか、くらいしてもね。まだ、食べてるんですね。 
 
♪ヒ〜カ〜リ〜..“美味しいね。この銀杏は” 
♪ま〜ど〜の〜...全然、かかっても、平気でいると、そのうちですね。 
 
灯りが点くんですね。レストランの。蛍光灯が。 
バカ、バカ、バカ、バカ〜!って感じで点きましてね。 
 
もう、ほとんど、何て言ったらいいんでしょうね。 
市役所の窓口みたいな明るさの中でですね。 
ビールのつまみを食べてるんですね。 
私とマネージャーと付き人の人がですね。 
 
で、その中で、まだ、食べてるとどうなるかというとですね。 
お掃除、始めちゃうんですね。 
 
お掃除、始まって。もう、洗う物なんか、ガチャガチャ、ガチャガチャ 始まっても、 
まだ、食べてるんですね。 
 
いい加減、もう、『蛍の光』も、かからなくなってね。 
“シーーン”とした中をですね。 
静かに食事をして出てきたわけで、ございますけれども。 
ホントに、良い食事でございましたね。 
 
あのレストランに、今度、行ったときに、入れてもらえるかどうか。 
私は、ハッキリ言って、全く自信がありませんが」 
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